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09 カシメの打ち方

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今回はカシメを使って、布のバッグに持ち手をとめる方法についてご紹介します。

まず、穴を開ける工具についてご紹介します。

穴を開ける工具には何種類かありますが、ここでは3種類ご紹介します。

そのうちの1つがこのパンチです。

長所
■これ1つ買えば、色んなサイズの穴が開けられる。
■お値段手ごろ(1000円前後)

短所
■耐久性があまりない。
■懐が狭いので、たとえばバッグ本体に穴を開ける場合は、手前の方にしか開けれない。

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そして、2つ目が一般に「ハトメ抜き」と呼ばれている工具です。サイズが色々あります。

長所
■お値段がお手ごろ(1本500円まで)
■耐久性はなかなかよい。

短所
■上からかなづちでたたいて穴を開けるので、音が気になる。

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そして3つ目が「スクリューポンチ」です。先の刃を取り替えて、色々な大きさの穴をあけることが出来ます。

長所
■上から手で押さえるだけなので簡単。刃が回転しながら、穴を開けるのでキレイに穴があく。
■音が出ない(近所迷惑にならない)

短所
■お値段が高め(3000円前後)

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それでは、上のスクリューポンチを使って、カシメの打ち方をご説明していきます。

@スクリューポンチをしっかりと握って、上から押さえます。

するとこんな感じに、持ち手にスカッ!と穴が開きました。そして、バッグ本体にも同じように穴を開けます。

Aそして、カシメの登場です。

Bバッグの裏側からカシメの足を差し込みます。

ご説明しやすいように、ハギレを使っています。

Cそしてその上に革の持ち手を乗せます。
ここでポイント!
【改訂前】
カシメの足に布と持ち手をセットした時に、カシメの足がチョロっと見えているのが理想的です。カシメの足が短かすぎると、うまくかしめることが出来ません。

【改訂後】
左の写真よりもう少し足が出ている方がかしめやすいです。改訂させていただきます。下の写真を参考にしてください。(2005年7月改訂)

以前は図でご説明しておりましたが、より分かりやすい写真に差し替えさせていただきました。
少なくとも、カシメの足の先にある「くびれ」が見えている必要があります。

D次に、カシメのふたを乗せます。

E打ち棒の登場です。

大カシメ用、小カシメ用、極小カシメ用などサイズが色々あります。

打ち棒の先が丸く陥没しているため、打った後もカシメの頭が平らにならず、丸いままでかしめられます。

荒業!

打ち棒が手に入らない時は、かなづちでカシメを直接たたいてもOKです。ただし、頭は平らになります。

F打ち台です。
上の写真が表側、くぼみがあります。
下の写真が裏側で、まっ平らです。

カシメのサイズに合わせてくぼみを選びます。このくぼみを使って、かしめると裏側も丸いままに仕上がります。

注意!
私の経験ですが、このくぼみを使って打った場合、力を入れすぎるとカシメの表面に足の形が浮き出てしまいます。
だから、私はこのくぼみは使わず、裏側の平らな方を使ってかしめます。よって、カシメの裏側の頭は平らになります。

打ち台がなければ、硬くて平らな物で代用OKです。

注意その後・・・・
上の注意書きでくぼみを使うと足の形が出やすいと書きましたが、それはくぼみのせいではなく、単に私の力の入れすぎが原因だったと分かりました・・・(汗)。力加減にはご注意ください。(2004年2月追記)

G今度は、かなづちのご紹介です。

先が平らなものと、カーブしたものがありますが、平らな方がおすすめです。
使い慣れないうちは、柄を短く持つと使いやすいです。

Hようやくカシメを打ちます。

布の下に打ち台を敷き、カシメの上に打ち棒をあてます。

Iまっすぐ上から、かなづちでたたきます。出来るだけ、まっすぐ!に・・・・。

ここポイント!

畳やカーペットの上でたたくと、音は響きにくくなりますが、打ち台が沈んでしまい、余計に力がいることになるのでおすすめしません。コンクリートやブロックの上がおすすめです。

Jハイ!カシメが留まりました。打ち棒のお陰で、先がまぁ〜るくなっているのがお分かりいただけますか?

こちらが裏側です。打ち台の平らな面を使ったので、カシメの頭も平らになりました。

きちんとかしめられた物は、どんなに引っ張ってもはずれません。

カシメ打ちをマスターすると、ハンドメイドのバリエーションが広がります。
ぜひ、チャレンジしてみて下さい!!

Q&A

Q1「力を入れすぎると打ち棒が革の表面にあたり、跡がついてしまいます。いい方法はありませんか?
A「打ち台のくぼみを使い、打ち台、持ち手、布の順序で置き、布側から打ち棒でたたいてください。」

Q2「かなづちでたたく時ですが、1回でかしめるのですか?」
A「1回でかしめられたらいいのですが、最初は力加減が分からないので、私はトン!トン!トンッ!っとリズムよく3回ほどでかしめています。」

Q3「かしめたつもりなのですが、どうもゆるいような気がします。コレってかしめられているのでしょうか?」
A「しっかりかしめられたものは、カシメがくるくると回らないのはもちろんのこと、爪の先でさえも入らないものです。かしめられていない場合はカシメの足が短いか、打つ力が足りていないかのどちらかです。」